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Intel NUCの機種・世代の見分け方

Intel NUCの機種・世代の見分け方をまとめました。Intel NUCは型番さえわかれば「世代・CPU」などがわかるようになっているので、覚えておくとIntel NUC選びの際に役立ちます。

公開日: 2020.8.17

Intel NUCの機種の命名規則

初代から4代目までのIntel NUCは機種名の頭に「D」がつくため、機種名がDから始まるものを見たら「第4世代より前のモデル」ということがわかります。

一方で、第5世代以降のIntel NUCは必ず頭に「NUC」とつきます。

NUC5i7RYH

という形です。

第5世代以降のIntel NUCについてはモデル名が、

  • NUC (製品名)
  • 5 (世代)
  • i7 (CPUのモデル名)
  • RYH (拡張機能名)

という命名規則になっています。

基本的には、「世代、CPUのモデル名」の読み方を覚えておけば良いでしょう。

CPUのモデル名については、下記のものがあります。

表記CPUモデル
i3Core i3
i5Core i5
i7Core i7
i9Core i9
v5Core i5
v7Core i7
V7Core i7
XXeon
CCeleron
PPentium

一部モデルにCore iの「i」ではなく「v」を使っているモデルがあるので注意してください。

また、同じNUCでも「C(Celeron)」や「P(Pentium)」は廉価版CPUなので性能が低いですが、TDPが10W未満で中には6Wというものもあるので、処理能力があまり必要ない常時起動PCやメディアサーバーなどに使う場合は、あえてこちらを選ぶのアリでしょう。

拡張機能については、基本的には、

  • USB 3.0(1-3世代は2.0)
  • ギガビットイーサ
  • HDMI

という点は共通です。

違うのはディスプレイの拡張(mini DisplayportやThundlerbolt3対応)くらいなので、そこにこだわりがある場合は、無理に型番を覚えるよりも製品箱や店頭のポップの記載で確認しましょう。

機種ごとの最大メモリの確認方法

機種ごとの最大メモリについては、スペック表で確認するようにしたいところですが、ざっくりと覚えておくという意味では、

表記モデル
第4世代までのCore i最大16GB
第4世代以降から第8世代の一部のCore i最大32GB
第8世代以降のCore i最大64GB
Celeron/Pentium最大8GB

と覚えておくと良いでしょう。

Celeron/Pentiumモデル(CかP)については、2020年8月現在に発売されているモデルでは、世代に限らず最大メモリは8GBとなっています。

また、NUCの一部にはメモリが直付けされているモデルもあり、そちらは搭載メモリが4GBか8GBで交換不可となっています。

ただ、Intel NUCは小型PCなので、メモリのフォームファクタが「高価なSODIMM」でしかも刺せる枚数も2枚なので、64GBなどの大容量メモリを搭載したいなら、32GBメモリ* 2枚で3万くらいになります。microATXマザーなど、比較的小さなフォームファクタの自作PCを組んだ方が安上がりこともあります。


Intel NUCの機種・世代の見分け方を見てきました。

一度覚えてしまえば意外と簡単なので、ショップや通販でIntel NUCを比べる際に参考にしてみてください。