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デスクトップPCとゲーミングPCの違いは何?自作のがお得?

デスクトップPCとゲーミングPCの違いと、自作PCとのコスパ比較、選ぶ際のポイントなどをまとめました。

公開日: 2020.8.9

「ゲーミングPC」に具体的な定義はない

世の中には、「ゲーミングPC」を謳っているPCがたくさんありますが、ゲーミングPCの具体的な定義はありません。一般的にdGPU(外部グラフィックカード)を搭載しているPCをゲーミングPCと呼ぶことが多いためdGPUを搭載していれば、ゲーミングPCでもオフィス用PCでも、スリムノートPCでも「ゲーミングPC」と言えます。

デスクトップPCで考えると、通常のデスクトップPCにdPUカードを追加すれば「ゲーミングPC」とも言えるため、中古市場などでは古いワークステーション向けPCに安い最新dGPUボードを追加して「最新ゲーミングPC」と謳って販売しているケースもあります。

各メーカーのゲーミングPCブランド品はゲーミング用機能が豊富

各メーカーごとに設定されているゲーミングブランドは、それぞれゲーミングに特化した機能を豊富に搭載しています。

主なPCメーカーのゲーミングブランドは下記のものがあります。

メーカーブランド名
DellALIENWARE、Dell G
LenovoLegion
HPOmen
AUSUROG
マウスコンピューターG-Tune
ドスパラGALLERIA

どれも「ただdGPUを搭載したPC」ではなく、ゲーミング用ディスプレイやゲーミング特化キーボード、独自のフォルム、排熱機構などゲーミングに特化した機能を搭載しているのが特徴です。

ゲーミングPC初心者の方は、こうした「メーカーのゲーミングPCブランド」を選択すると、何にも考えずにゲームが快適にプレイできるでしょう。

自作PC経験者なら、自作のが割安なことも

PCメーカー・ブランドのゲーミングPCはとにかく高価になりがちです。

自作が難しいゲーミング・ノートPCが欲しい場合はPCメーカー製一択になりますが、ゲーミング・デスクトップPCを探している場合は、自作した方が圧倒的にコスパがよくなることがもあります。

Dellのゲーミング・デスクトップPC「ALIENWARE AURORA スプレマシー」で比較してみましょう。

パーツパーツ詳細自作PCALIENWARE AURORA
CPUIntel Core i9 10900KF¥70,000前後-
マザーボードLGA1200¥10,000前後-
メモリDDR4 PC4-23400 16GB¥8,000前後-
ストレージ3.5インチHDD 2TB¥6,000前後-
ビデオカードGeForce RTX 2080Ti¥140,000前後-
電源850 W¥15,000前後-
水冷ユニット-¥10,000前後-
ケース-¥10,000前後-
OSWindows 10 Home¥15,000前後-
合計-¥270,000前後¥329,980

20%近く自作PCのが安く作れることがわかります。

ただし、Dellについては、クーポンで最大20%ほど安くなりますし、LenovoやマウスコンピューターなどゲーミングPCを格安で扱っているブランドもあるので、メーカーのゲーミングPCが割高とも言い切れません。特に、次世代CPUが発表されたタイミングなどでは、メーカー製PCは安売りすることもあるので、購入する時期によってはメーカー製の方が安い場合もあるでしょう。

そのあたりは、実際の販売価格や予算と相談して決めると良いでしょう。

自作PCの場合、買い替えアップグレードが用意

自作PCのメリットとしては、パーツごとの買い替えが容易である点です。

メモリやストレージ、電源やケース、水冷ユニットなどは使い回しができますし、マザーボードの買い替えもメーカー製のものよりも簡単です。

また、自作PCのパーツは汎用品なので、ソフマップなどのショップや、ヤフオク・メルカリなどのオークション・フリマで古いものを売ってしまえば、「買い替えパーツ - 古いパーツ」の差額だけで、PCをアップグレードできます。

メーカー製PCもデスクトップの場合はパーツの買い替えができることがありますが、電源やマザーボードなどメーカー独自のものが多いため、オークションやフリマでの売却には不向きです。


デスクトップPCとゲーミングPCの違いと、自作PCとのコスパ比較をみてきました。

dGPUさえあればゲーミングPCと言える一方で、種類としては比較できないほどの種類があるゲーミングPC。高価な買い物になるだけに、自作も含めてしっかりとコスパを検討してから購入するようにしましょう。