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デスクトップではなくノートPCをデスクトップ化するメリット

デスクトップではなくノートPCをデスクトップ化するメリット

公開日: 2020.6.19

ノートPCをデスクトップ化するメリット

ノートPCはデスクトップ化できるが逆はできない

ノートPCは、外部ディスプレイとキーボード、マウスを用意すれば簡単にデスクトップ化できます。

最近は、Surfaceシリーズのように専用ドックを用意するメーカーも増えてきて、デスクでは液晶に繋いでデスクトップ化して、会議や外出先ではノートPCとして持ち歩くというのはポピュラーになりました。

一方で、デスクトップPCはノートPCにはなりません。スティックPCやIntel Nucのように持ち運べなくもないデスクトップPCもありますが、電源の問題やモバイルディスプレイが必要だったりと、ノートPCほど手軽にモバイルはできないため、デスクトップPCをノートPCとして使うのは実質不可能です。

電気代が安い

デスクトップBTOでは電気代に気をつけようでも書いた通り、ノートPCの消費電力はデスクトップに比べて1/3程度で済みます。処理速度が必要な作業を行う場合は、デスクトップPCを選ぶメリットがありますが、ノートPCでもできる作業なのであれば、ノートPCをデスクトップ化する方が消費電力的にも、お財布的にも経済的です。

特に、長時間使用する業務用パソコンなどでは電気代の違いが顕著になるので、デスクトップPCを選ぶ際は電気代も含めて慎重に選びたいところです。

それでもデスクトップPCを選ぶ理由

処理性能が高い

ノートPCの場合バッテリー駆動時間を長くするために、省電力化されているためにどうしても処理能力が犠牲になります。

一方で、デスクトップPCは省エネ性能はそこまで必要とされないため、処理性能を高くすることが可能です。特に、CPUやGPUなどの処理に関連するパーツは、ノートPCでバッテリや本体サイズの制約があるため、あまり高性能なものが搭載できませんが、デスクトップの場合、本体サイズと電源ユニットを大きくすれば、AMD Ryzen Threadripperのように最大64コア・128スレッドと行ったモンスタークラスのPCだって組むことができます。

拡張性が高い

最近は、ノートPCでもUSB type-CやThunderboldポートの登場で拡張性は非常に高くなっていますが、それでも内部構造に直接手を入れられるデスクトップPCに比べたらまだまだ制限が多いのが実情です。

特に最近の薄型ノートPCは、CPUやメモリ、モデルによってはストレージまで基盤に直付けされているため、自分でアップグレードすることができないケースが多くなっています。

一方で、デスクトップPCの場合、CPUやメモリ、SSDなどのストレージを自分で交換(換装)することも可能ですし、マザーボードが対応していれば、あとで自分でGPUユニットを追加してゲーミングPC化することもできます。


デスクトップではなくノートPCをデスクトップ化するメリットをみてきました。

デスクトップにはデスクトップの良さがあるので、一概に「ノートPCをデスクトップ化した方が良い」とは言えません。特に動画編集やゲームなどをする場合は、ノートPCよりもデスクトップの方が快適になることもあります。

パソコンは使用用途にマッチしたものを選ぶのがベストなので、デスクトップPCを購入する前に「ノートPCをデスクトップ化すれば、同じことができるのではないか?」と考えてみる参考にして頂ければと思います。